【市民公開講演会】 「大災害時の救急医療」東海大地震を目前にして

市民公開講演会
平成21年10月17日(土)午後2時30分~午後4時
豊明市文化会館小ホール
※ 講演会の様子についてご紹介いたします
今回のテーマ 『 「大災害時の救急医療」東海大地震を目前にして 』
講師:名古屋第二赤十字病院 第1整形外科部長
脊椎外科指導医 国際医療救援部・災害対策委員 佐藤公治先生
司会:小野 裕子 先生(市民講演会企画運営委員)
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(小野 裕子 先生)
講演に先立ち、ご協力いただいている相羽英勝 豊明市長からご挨拶のお言葉をいただきました
「昨年の講演テーマは“新型インフルエンザ”でしたが、まさしく今年の春から現実のこととなってしまいました 今回のテーマ“東海大地震”が現実となることは望ましくありません 市民の皆様が今回の講演によって、正しい知識を持ち、災害への心構えや準備、的確な判断ができるようになることを期待しています」
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(相羽 英勝 豊明市長)
次に、東名古屋医師会豊明支部長の三田哲郎先生から市民講演会についての趣旨説明と来客者の皆様へのお礼の言葉、さらにこの場を利用して、日ごろの医師会の活動内容や当ホームページについての紹介をさせていただきました
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(三田 哲郎 医師会豊明支部長)

佐藤公治 先生のプロフィール紹介の後、拍手で演壇に迎えられ、講演が開始されました
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(講師:佐藤 公治 先生)
初めに、身近な災害の話題から 50周年を迎えた伊勢湾台風、今夏の静岡沖地震の話題 さらに佐藤先生が緊急派遣された、ミャンマーのサイクロン、中国四川大地震、インド西部地震、インドネシアのスマトラ島地震での活動内容や我々の想像しなかった実態、文化の違いからの面白いエピソードなどが披露されました
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救急活動の概要についての説明がありました
救急要員の心得や災害後の時間経過によるフェーズ分け 0:救助、1:トリアージ、2:感染症や慢性疾患、メンタルヘルスケア、4:公衆衛生、母子保健、リハビリへと移行するそうです エコノミークラス症候群やクラッシュ症候群、こころのケアなど災害時の病気も多岐にわたります また、救護班にも自責や喪失感など強いストレスに襲われるなどの苦労があるようです
厚労省のDMAT;Japan Disaster Medical Team という組織があり、「機動力がある、トレーニングを受けた医療チーム」として、災害時には可及的早期に災害現場に駆けつけます
広域医療搬送、トリアージ、心肺蘇生法、自主防災組織などの説明があり、ぜひ知っておきたいことです
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※ 皆さんのできること
・ 困った時の助け合い ・救急処置(緑タッグの人を処置、救急法) ・傷病者搬送(担架)
・ 趣味を生かす(アウトドアライフ、昔の不便な生活を思い出す)
・ 初めの三日間の備え(食糧、水、常用薬) ・災害袋(ライト、ラジオ、手回し携帯充電器)
・ 災害ボランティア
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カラフルなスライドと面白い写真で、興味や関心が尽きない講演でした ありがとうございました
会場から2、3の質問や防災についてのご意見をいただきました ありがとうございます
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感謝の拍手に送られて、佐藤先生が退場され、閉会が宣言されました 皆様お疲れ様でした

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